散骨という葬送方法と法律

散骨とは、故人の遺志、あるいは喪主の意志でご遺骨をそれと分からないようにパウダー状に粉砕して、故人ゆかりの場所または、陸、川、海などに撒く葬送方法です。

通常の埋葬と違い、樹木葬や宇宙葬などと並ぶ自然葬の一種です。


この埋葬方法は古いものではなく、1990年代に始まったものですので、法律的にはどうなっているのかという疑問もあります。



まず、葬送に関しては墓埋法という墓地、埋葬等に関する法律があります。埋葬、又は焼骨の埋葬は墓地以外の区域にこれを行ってはならない、死体、遺骨、遺髪、または棺に収めてあるものを損壊、遺棄し、また、領得した者は三年以下の懲役に処すという物です。



散骨がどの部分にかかるのかというと、まず、ご遺骨をそれと分からないようにパウダー状に粉砕するという所が、損壊に、陸、川、海などに撒くと言う行為が遺棄に当たるのではないかという事です。
これに対して厚生労働省衛生局は散骨のような葬送を想定していないので、対象外とし、法務省は非公式ではありますが、土中に埋めず、粉分化し、供養のために撒くことは、葬送の為の祭祀であるため節度をもって行われる限り問題外としています。



新しい葬送方法の為、決まった法律がないと言う点では限りなくグレーではありますが、現在の法律には触れないようです。
故人の遺志で死後は自由になりたいという願いをかなえるという純粋な葬送方法ですので、撒く場所やルールを守って散骨する場合は問題はありません。